2019年10月19日土曜日

9月末に破産した美少女ゲームメーカー【feng】 なぜ話題に?












美少女ゲームブランドで知られるfengが、9月に破産したことが一部で話題になりましたね。


美少女ゲームブランドはだんだん更新がなくなっていつの間にかひっそりとフェードアウトすることが多い印象ですが、そのような中で話題になったfengとは、どのようなメーカーだったのでしょうか。







fengってどんな会社だったの?



fengのレーベル名で活動していた有限会社ホワイトローズは2003年に資本金300万円で千葉県に設立され、2019年現在まで数多くの美少女ゲームを発売してきました。


2作目の「White Princess」を制作中に多くのスタッフが離脱し、内部スタッフが2名になるという危機を早々と迎えたこともありましたが、この作品が1万本以上の売り上げをたたき出し、ピンチを乗り切ったこともありました。

       
2003年の「knot」から2019年の「夢と色でできている」まで、計13作品が販売されています。


第一作【knot】


代表作

fengを代表するゲームといえば、【青空の見える丘】【あかね色に染まる坂】【星空へ架かる橋】の「空」シリーズ3部作が挙げられるかと思います。




【青空の見える丘】


【あかね色に染まる坂】


【星空へ架かる橋】




中でも【あかね色に染まる坂】【星空へ架かる橋】はアニメ化もされて人気・知名度ともに非常に高い作品といえるでしょう。






  




その後も原画に人気イラストレーターの涼香を迎えて制作された「セイイキ」シリーズなど、クオリティの高い作品を多数輩出しています。








近年の状況



根強い人気を誇る多数の作品を世に送り出してきたfengでしたが、需要の低迷などによって近年は売り上げも低空飛行を続け、経営が厳しい状態が続いていました。

2019年2月に「夢と色でできている」を発売しましたが業績の回復が見込めず、同年5月には事業停止し、9月末に倒産することとなりました。



おわりに



fengは個人的にあかね色のころから好きなブランドだったので、なくなってしまうのはさみしいですね~。

fengに限らず、美少女ゲーム業界自体が縮小傾向にあるので、ゲームだけでなくメディア展開を広げて多くの層を取り入れていかないといけないのかなーと感じました。





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